重野農産は、米山プリンセスの栽培に挑戦しています。なぜ挑戦という言葉を使ったかというと、育てるのが難しいからです(笑)。今回は、どんなにハイレベルなお米かご紹介しましょう!
柏崎が認証するブランド米
米山プリンセスは、柏崎が独自の厳しい基準で認証する、コシヒカリのブランド米です。2018年に誕生しました。その名前は、柏崎市民に親しまれている「刈羽三山(かりわさんざん)」に由来しています。
・米山(よねやま)
お米の神様として信仰されてきた山。「米」の字をいただき、あやかりました。
・八石山(はっこくさん)
「八」の字を「米」という漢字に込めました。
・刈羽黒姫山(かりわくろひめやま)
「プリンセス」は、この山の「姫」からいただいています。
これらの山々の恵みを受け、プリンセスのように大切に育てられた極上のお米であることを表現しました。
市が定めた厳しい認証基準
品種は「コシヒカリ」ですが、一般的なコシヒカリとは一線を画します。米山プリンセスを名乗るためには、柏崎が定めた以下の基準をすべてクリアしなければなりません。
①農薬や化学肥料の使用量を慣行の半分以下に抑えて栽培しなければならない。
②農産物検査で最も評価の高い「1等米」であること。米粒の大きさが1.9mm以上の網で選別されていること。
③食味値が85点以上、タンパク質含有率が6%以下であること
④前年の秋に、有機100%肥料や堆肥を田んぼにすき込んでいること。
これらの基準を満たしたお米だけが、「米山プリンセス」として出荷されます。特にタンパク質含有量の調整が難しい!その数値が低いほど美味しいのですが、低すぎても美味しくなくなってしまうんです。そんな栽培の難しさもあり、生産量が限られているため、希少価値が高く、贈答品としても人気があるお米です。
米山プリンセスの魅力
ということで、とても厳しい基準をクリアしたお米ですから、美味しいに決まっています!炊き上がりのツヤが美しく、大粒だから食べごたえ満点。タンパク質含有量が低いため、ふっくらとして、粘りのある食感です。そして、噛むほどに口の中に広がる上品な甘みがたまりませんね。冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにしても美味しさが持続します。
そんな魅力を広めようと、柏崎出身で元宝塚歌劇団月組組長の越乃リュウさんがアンバサダーを務めています。今年は重野農産の田植えに駆けつけてくれました!米どころ新潟で生まれ、美味しいお米をたくさん食べてきた越乃さんも、その美味しさに衝撃を受けたそうです。皆さんも柏崎産コシヒカリの最高級品種「米山プリンセス」をぜひお試しください!